恐ロシア!アエロフロートと遅延にまつわる戦い その3
アエロフロートと遅延にまつわる話。第3話です。
1話・2話をご覧になってから読んでいただけるとスムーズです。
(第2話には沢山の反響をいただき、ありがとうございました。)
カウンターで約64万円を支払いましたが、全く納得いきません。
なぜアエロフロート便同士の乗り継ぎで、前便が遅延したことで乗り継ぎに失敗したのに私が追加料金を支払わなければならないのか?
そもそも明日の成田行きまでどこで過ごせばよいのか?
ロシアって空港の外に出られるのか?
など分からないことだらけです。
そして、モスクワ・シェレメチェボ空港。
フリーWIFIがありますが、電話番号・SMS認証が必要で機内モードでは利用出来ません。
つまり、何も調べられません。。笑
唯一の救いは、私がスカイチームのスカイプライオリティ会員(上級会員)だったことくらい。
そのおかげで
アエロフロートのビジネスラウンジに入ることが出来ました。
ラウンジ係員にも前便の遅延そして追加料金の話をしました。
同情はしてくれたものの、私たちにはどうすることも出来ないと言われました。
ただ、ラウンジ係員の皆さんは優しかった、後に詳しく書きます。
ラウンジに入り、やっとネットが繋がって分かったことは、
・ロシアにはビザがないと入国出来ない
・つまり空港周辺のホテルには行けない
・空港内にはトランジットホテルがある。
そして、一緒に旅行していた奥さんがダウン。
(実はつわりだったことが後に判明。。笑)
もう何もかも上手くいきません。笑
高額な電話料金になることを承知の上で、アエロフロート日本支社に電話しました。
話は聞いてもらえたものの、すぐにロシア本社と掛け合うなどの対応はなく、日本に帰ってこないと分からないと言われてしまいました。
ただ、まずは奥さんを横に寝かせられるところを確保しなくては!
トランジットホテル「Hotel Vozdushny Express , Sheremetyevo」はターミナルEにあります。
アエロフロートラウンジで予約状況を確認してみると、まだ今日の空きはあるとのこと。(この時点で現地時間深夜0時過ぎ・・・)
お願いすると部屋の確保をしてくれました。
また、奥さんが体調不良だと伝えると車椅子と男性警備員をどこからか連れてきてくれました。笑
警備員さんは英語は分からないとジェスチャーしていましたが、トランジットホテルまで車椅子を押しながら案内してくれました。
優しいロシア人もいるんだと感じました。
トランジットホテルは深夜1時から次の日のお昼までの利用で約2万円でした。
ホテルといっても作りは簡素です。横になれるだけ良かったです。
(HPより引用させてもらいました。)
横になりながら何度も
・予定通りだったら今頃日本に到着しているのにな〜
・60万円を超える出費は痛いな〜
・てか、それだけの金額だったら日系のビジネスクラスで旅行出来たな〜
と思いました。。笑
そして次の日、
約10時間の飛行を経て無事成田に到着しました。
やっと日本に帰ることが出来た!
まずは一安心!
ん??
預けたスーツケースが出てきません。
スカイチームのスカイプライオリティ会員なので本来なら比較的早いタイミングに荷物は出てくるはず…
嫌な予感がします。
流れてくる荷物が無くなったところで職員さんに確認します。
職員「申し訳ございません。お客様のお荷物は成田に到着しておりません。そして、現状どこにあるのかも分かりません」と。
なんで乗継時間が24時間以上あったのにロストバゲージしてるんや。笑
まだまだつづく。。